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公開企画発表賞 同志社小学校インタビュー!

日本水文科学会および関係者の皆様

 2018年大会では、当学会設立初、小学生によるポスター発表「岩倉川の自然~小学生による岩倉川探検活動を通じて見えてきた川の生態系~」(私立同志社小学校)がおこなわれました。2年間に川の生き物に関する調査結果を発表したもので、公開企画発表賞に選ばれています。中心となって活動を支えた川崎公美子先生は「今回の探検で、子供たちが見違えるように変わりました。たくさんの先生方にも支えてもらって本当に感謝している。」とお話してくれました。
 積極的な質疑対応をおこなった5年生の辻景彪(つじかげとら)君は、本研究の意義を求められて次のように述べました。「大人達から、川は汚いところ、危険なところと教わってきました。今回のような機会がなかったら、そのまま僕たちも大人になって、子供たちに同じことを教えたと思います。今回、多くの生き物にとって川はとても大切で、そして色々な面白いことがあることを知りました。」

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同志社小学校発表ポスター風景 
国内外の大学や公的機関の専門家からの質問を受けつけている。

≪インタビュー≫
記者:「それでは、今回の研究を引率した同志社小学校の理科を担当している、川崎公美子先生にお話を伺います。受賞おめでとうございます。」

川崎:「ありがとうございます。」

記者:「今回の小学生による発表は、我々、日本水文科学会にとっても異例なケースでしたが、どうしてこの学会で発表しようと思ったのでしょうか。」

川崎:「岩倉川の自然調査の結果をリーフレットにして地元の方に配布したところ、それを見た地元の方が総合地球環境学研究所(注:2018年度大会の会場)の研究員と知り合いで、その方にお誘いを受けたのがきっかけです。」

記者:「子供たちの発表、そばで見ていていかがでしたか。」

川崎:「準備時間が少なかったのですが、とてもよく頑張ってくれました。度胸がある子供たちだったんだな、とびっくりしています。」

記者:「綺麗な写真や絵は、どのように準備されたのでしょうか。」

川崎:「写真は自分たちで撮ったものや、地域ボランティアの村上先生が記録を残していたものです。また、子供が川で沢山のものをみつけてくれました。」

記者:「実際に研究をされてみて子供たちが変わったと感じたことはありますか?」

川崎:「「自然は汚い」「川の水は汚れているので触ると病気になってしまう」といった偏見を持っていた子が多かったのですが、恐る恐る川に入って生き物を見つけると、生き物がいたという喜びの方が大きくて子供たちの姿がどんどんと変わっていきました。たった10分20分で見違えるようにのびのびとした姿に変わっていったので、教室だけでは分からない、子供たちの真の姿といいますか、生き物を見つける嗅覚の鋭さといいますか、大人にはない子どもたちの良さを発見することができました。」

記者: 「ありがとうございました。」

今回の試みは日本水文科学会にとっても、新鮮な驚きでした。同志社小学校だけでなく一般市民の皆様の発表も、我々研究者が驚くような鋭い視点での取り組みが多く、大変参考になりました。

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